メシマズさんをメシウマに転換させるための方法

※このメシマズの話を始める前に私のポジションをはっきりさせておきますと、フードスペシャリストと料理技術検定上級資格を持っているので「第三者からみてたぶんメシマズではない」というポジションから話している、ということを説明しときます。

 

私と一緒に暮らしている同居人はややメシマズなんで、時たま台所を任せるとトンデモというか斜め上のものが出てくるんですね。(作ってもらえるだけで有り難いんですよ。えぇ、ありがたいんです……)

うっすーい野菜スープ(もちろん皮入り)とか、何種類かの調味料を無造作に混ぜたものとか、炒め物に向いてない野菜を炒めて米とMixしたものとか。

まぁ、そんな感じで。

 

んで、料理を作る様子をチラチラと観察していると見えてくるんです。

「メシマズってこういうことかー」と。

 

メシマズの法則1、レシピは見ない!

本まで買うのは面倒でも、インターネットで検索すれば山ほどレシピは出てくる訳です。

カレーひとつでもめっちゃ出てくる(まぁ、カレーの作り方はルーのパッケージに書いてあるけどね)

それを見ることすらしない。こういうレシピで作ってみたら?とわざわざ紙に書いたものを渡しても見ない!

 

俺流!私流!……です。

 

メシマズの法則2、分量は計らない!

レシピを見ないんですから、当然そうなりますよね。

 

はい、計量カップとは?計量スプーンとは?の世界です。

 

メシマズの法則3、料理は実験感覚!

知ってる人はピンとくると思うんですけど、その昔簡単なサラダでもアレンジしまくる料理研究家がいましてですね。

実際にその人の料理は食べた事ないけど、たぶんおいしくないと思います。だって見た目が……以下略。

 

メシマズさんは料理作ってる時は楽しそうーですよ。

でも「おいしい料理つくるぞー」って感じじゃなくて、「今日はどんな実験しようかしら」っていう風に見えるんですよね。傍から見ると。

 

実験じゃなくて、毎日食べるご飯を作るんだぞーと思います。

 

で、どうやって「メシウマ」に転換させるかっていうと

①レシピを見てもらう(出来れば本)

②分量を量ってもらう

③サプライズはいらない、普通のご飯で良いんだと理解してもらう

以上3つのことが必要です。

 

※①で本と書いたのは、ネットだとハズレレシピもたまにあるし、作り方が省略されている場合もあるから。本だとその点ハズレもないし、作り方もじっくりと書かれている。

 

これらを踏まえて上で、同居人にただ漠然と「レシピ見て作って」といっても馬の耳に念仏なんで、③の「とにかく基本でいい、お味噌汁だけでも良いからレシピを見て作って」と土下座しながら(いや、そこまではしてないか……)頼んだら、「分かった」とやっと基本からちゃんとしてくれることになりました。

 

「お味噌汁の味噌も、お玉に乗せて少しづつ溶くんだ」ということも理解してもらえました。

 

まとめ:メシマズさんには、どんな手を使ってでもレシピ通りつくってもらおう

君の熱意にかかっている。

 

以上です。

 

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▲そっとテーブルに置いておきましょう