「君の膵臓をたべたい」の感想(ネタバレあり)

先日、テレビでやっていた「君の膵臓をたべたい」を見ました。

主演の浜辺美波ちゃんが同じく石川県出身なので、これはぜひ見ねばと……!(どうでもいい話なんですが顔が三浦理恵子にすごく似てると思う)

世界の中心で愛をさけぶ」的なアレかなと思ってたんですが、違いましたね。途中までは確かにそんな感じで、余命いくばくもないクラスメイトとのすれすれの恋愛を繰り広げていくんですが、ラストがね……。余命を全うしないで、まさか刺されてしまうとは。

 

いやー、びっくりしました。

でも思ったんですけど、「余命〇〇年です」と聞かされると私たちは無条件にその余命を全うできると考えてるなって。(もちろん、病気によってその余命より早くに亡くなってしまうこともありますが)

犯罪や災害に巻き込まれて死んでしまうかも、なんて考えない。

これは普通に生きていてもそうなんですが、明日は何があるか分からない、下手したら1秒先だってそう。それを桜良が刺されることによって、こんなに乱暴に教えてくれるとは。

 

「君の膵臓を食べたい」というセリフ

最後は「君の膵臓を食べたい」と桜良のセリフでポンッと映画は終わります。

最初はこのラストのセリフに頭の中ではてなマークが広がりましたが、ネットで意味を調べていて納得しました。なんでも「君の膵臓を食べたい」=「君の中でずっと生きつづけたい」ということらしくて、原作ではそのセリフに関するヒントもあるようです。

それにしても「君の膵臓をたべたい」で締めくくられた時は、ちょっとしたホラーかと思いましたよ~。

 

桜良自体がエキセントリックな印象なので、それを現わすセリフとして最適なのかもしれないと後から思い直しましたが。

 

まとめると「君の膵臓をたべたい」は不意をつかれる、見ても損しない映画だと思いました。 

 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

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