「ライトノベルって読んだことない」と思ったけど、書いたことはあった

ラノベの表紙がどうとかこうとか」って話題をはてなトップで最近よく目にします。「んー、そういえばラノベって読んだことないなぁ」と自分の人生を振り返ってみたけど

そうだ、ちゃんと読んだことはないけど書いた過去がありました。

 

今思い起こすと少し、いやかなり恥ずかしい過去なんですがかつて「小説家になろう」というサイトを利用してまして、何かを書きたいという欲望のままペンネームをもち物語を書き始めたわけです。「へー、ここで話題になれば本も出版出来るのか」なんて万が一にもないことを夢見ていました。

 

んで、その時に上位に来ているストーリーをなんとなく読んでみたんですが、あれがまさしく「ラノベ」そのものだったんですね。改めて気づきました。

異世界・生まれ変わり・魔法・チート・美少女

所謂そこにはパターン化されたものがあって、上手くハマるとランキング上位になれる仕組み。

 

「これくらい自分でも書ける」

 

そんな風に思わせるのがラノベの良いところか、悪いところか。

 

でも自分で書いてみるとこれがまた難しい。

パターン化されたもので書こうと思うと個性がだせない。なんとありきたりなことか。風景の描写も省きすぎず、でも鮮明に描かなければ読者は満足しません。

「あなたの文章は風景描写を端折りすぎです」

一度このようなコメントを貰ったこともありました。とにかくクドくなく、かといって省略しすぎてもダメ。自分でも書けそうと思ったラノベをちゃんと書くのはなんと難しいことか。

絵でも文でも「私でもできそう」と感じたことは大抵出来ない。

 

ラノベの表紙がキモイ」って言われてるけど、書籍化されたラノベってのはある程度のレベルをクリアしているのであって「行き過ぎた表紙」でラノベ全般が敬遠されてしまうのはあまりに寂しい。「表紙や中身でエロを連想」させることで売り上げは確かに上がるのかもしれない。けれど、長い目で見たらマイナスになるような気がしてならない。

 

ラノベの定義は曖昧らしいけど「ラノベ=エロ」じゃなくて「=分かりやすい若年層向けの小説」なんだよね。

 

 ▲こういうの好き。